人口が都会に集中し、地方に住む人が少なくなることで、その地域を支えるインフラやサービスが縮小していきます。その結果、不便な暮らしを余儀なくされ、働く場所もなくなり、さらに住人が離れていくという悪循環に繋がっています。このような問題に対して日本全国どこでも同じように生活し、誰でもICTの恩恵を受けながら暮らすことが出来るようにすることが私たちの使命だと考えています。
イー・アンド・エムグループ最大の開発拠点がある宮崎県でも例外なく過疎化、高齢化が進んでおり、一人でお住まいの高齢者も増えています。住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるように包括的な支援・サービス提供体制の構築や、都会に住むご家族も安心出来るようなシステム、サービスが求められていました。
そこでイー・アンド・エムグループでは、2004年からは一人でお住まいの高齢者を見守るサービス「you守り」の研究開発を宮崎県内で始めました。
また「you守り」はコンタクトセンターがサービスの要になっており、「you守り」が普及することで、さらなる地元の雇用創出にもつながると考えています。
「カーサケア」というサイトでは、イー・アンド・エムグループで開発している介護や看護の製品を中心に紹介していますが、「カーサケア」は、お客様には「安心して生活ができる」ための「サービス」として感じてもらいたいと考えています。
さらに現在、地域の包括的な支援についても、SNSを応用した情報の即時共有を行うシステムの研究開発を行っています。これからも、地域の抱える問題を、地域の方々と一緒に解決したいと考えています。
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地域、大学との共同開発
イー・アンド・エム株式会社 宮崎事業所と宮崎大学は、共同で研究開発を行っています。宮崎県では中山間地域に多くの高齢者が住んでいます。研究開発中の生体信号計測機器が実用化されることによって地域に対して大きな貢献ができると考えています。またこうしたヘルスケア産業は、机上で考えるのではなく、地域に根ざして行くべきと考えています。地域の方々にご協力をいただきながら、今後も開発を続けてまいります。
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雇用創出:
東北事業センター開設これまでも各開発拠点での採用を進めてきましたが、2017年に東北地方初となる開発拠点「東北事業センター」を開設しました。今後は東北地方でも積極的に採用を行い、東北地方の活性化に貢献したいと考えています。
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防災地域連携:
四ツ谷駅周辺地区
帰宅困難者対策地域協力会大規模災害発生時、千代田区内では約60万人の帰宅困難者が発生すると推計されており、そうした帰宅困難者をどのように支援していくかが課題となっています。四ツ谷地区の事業所・団体の皆様と、今後も帰宅困難者対策に取り組んで参ります。
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職業体験、社会見学
積極的に会社見学を受け入れ、職場体験などにも協力しています。地域に住む学生の勤労観、職業観の育成に助力になればと考えています。
取組事例
- 宮崎県主催:宮崎県出身の大学生向けの職場体験会
- 宮崎市主催:中学生向け進学就職イベントへの協力
- 各高校主催:IT企業職場見学会の協力(佐土原高校、延岡工業高校など)
- 佐土原高校:職場体験会、企業ガイダンスへの協力
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災害ボランティア
記憶に新しい2016年の熊本地震の際にも、被災地域の社会福祉協議会、災害ボランティアセンターの指示の下で、被災宅の解体、ごみ集積地の整備活動に携わりました。被災者の方々が一刻も早く通常通りの暮らしが出来るように、被災地域で必要とされる活動を今後も行っていきたいと思います。
その他の災害ボランティア事例
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地域振興活動:
青島太平洋マラソン毎年12月今後も地域の大きなイベントに積極的に関わり、一緒に盛り上げて行きたいと考えています。に宮崎で開催される「青島太平洋マラソン」には参加者、ボランティアとして多くの従業員が参加しています。